
来日も決定!ベニー・グリーン・トリオ会心の初ライブ録音作品!
アート・ブレイキー, ベティ・カーター、レイ・ブラウンといったメンターたちと共演し、インスパイアされてきたクラブでのギグ!超絶テクと、スウィンギー、ブルージー&ロマンティックな演奏!
まさにジャズの王道!といえるピアノ・トリオの演奏。本作は往年のジャズ・ファンの心をつかんでやまない一作となりました。1963年生まれ、20 歳の時にベティ・カーターのグループに加入し、87~89年にアート・ブレイキーのジャズ・メッセンジャーズで活動。この2つのレジェンド・バンドで活躍したことは、揺るぎのない実力の証ですが、キャリアを積んだ今、当代の主流派トップを走るピアニストとして充実の演奏を聴かせてくれます。しかも、本作はベニー・グリーンにとって、記念すべき意味を持つライブ作でもあります。理由は、ベニーにとって最高の場所、カリフォルニアのサンタクルーズにあるKuumbwa Jazz Centerでの記念すべき日のライブであること。このクラブはベティ・カーター、ブレイキーのメンバーとして出演した場所。ベニー・グリーン自身その頃から、スタッフやオーディエンスを含めて自分自身の気分を最高に高めてくれる魔法の空間のように思っていたとのことですが、その後93年にレイ・ブラウンの作品を録音したのもこのクラブ。時は30歳の誕生日。観客の中には両親の姿もあったとのことです。
それからちょうど20年。50歳を迎えるにあたり、ベニーは、クラブのゴッド・ファザー、ティム・ジャクソンに、ライブ録音が出来ないかと相談した所、ティムは快諾。50 歳の誕生日となったその日にとった録音こそ、この作品なのです。メンバーは、20歳年下ながら、ジャズへの真摯な思い、ハングリーな姿勢を含め全幅の信頼をおくデヴィッド・ウォンと、20世紀の屈指のドラマーと尊敬するケニー・ワシントン。ほぼレギュラー的に演奏する鉄壁のリズム・セクションとの演奏は、スウィンギーでブルージー、そして緩急も自在にコンビネーション抜群!ダイナミックなトリオ・サウンドが決まるオープニングから、全9 曲、絶好調な演奏が続きます。8 曲目を聴けば、メンバーがいかに超絶のテクニックを持っているか感服すること間違いなしであり、テクニックを抑えて繊細な表現力を見せる5曲目や7曲目のバラードを聴けば、ソフィスティケートされたジャズ・ピアノの良さを味わえること必至。メッセンジャーズの名ピアニスト、ボビー・ティモンズを彷彿とさせるブルース演奏で締めくくるラストも最高です!観客の盛り上がりも印象的。
21世紀の王道ジャズ・ライブ名盤!注目です!!
Benny Green (p)
David Wong (b)
Kenny Washington (ds)
Recorded live at the Kuumbwa Jazz Center, Santa Cruz, CA
01. Certainly (5:10)
02. Phoebe's Samba (4:29)
03. Cactus Flower (3:41)
04. Sonny Clark (3:47)
05. Golden Flamingo (5:27)
06. Tales Of Malone (4:28)
07. Forgiveness (5:01)
08. Bish Bash (4:38)
09. Anna's Blues (5:32)
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